開催を間近に控えた東京オリンピック。
数々の問題を抱え、全く順調とは言えない進路をたどってきましたが、開催直前になって今度は選手村の設備不足が問題となっていますね。
選手村について不満を爆発させたのがロシア五輪委員会で、何でも選手村の部屋の状況が悲惨なんだとか。
せまいし、不便だし、どうみても選手がリラックスできるような部屋じゃないんだとか。
大声をあげて訴えるほどなので、よほどひどい状況なんでしょうねぇ。
実際の室内の様子を確認してみたいところ。
ロシア選手団選手村の個室の画像や部屋の詳しい状況はどんなものか調べてみました。
目次
東京オリンピック|ロシア選手団の部屋が狭すぎて酷評される
「中世の日本」ロシア選手団の部屋にテレビも冷蔵庫もない? 設備不足指摘 #Tokyo2020 #東京2020 #ミライトワ https://t.co/5k2gapQEBX
— 日刊スポーツ (@nikkansports) July 20, 2021
これまでに幹部の辞任やら、音楽担当者の過去のいじめ問題など数え上げればきりがないほどの問題が持ち上がった東京オリンピック。
開催直前でもいまだ反対意見がおおく目立つ状況で、火に油を注ぐようなニュースが後を絶ちませんよね。。。
そんななかいよいよ海外選手がぞくぞくと入国してきているわけですが、今度は選手村の不備が訴えられているようで。
7月19日に選手村に入ったロシア(ROC)のフェンシングチームは、宿泊している選手村について
「バスルームが狭い」
「こんなひどい選手村のサービスは遭遇したことがない」
「選手たちが快適に過ごせるような目的で施されていない」
などといった酷評をメディアに発信したんだとか。
選手にとって本番以上に大切なのは、体や心を最高の状態に準備しておくための時間ですよね。
その大切な時間を過ごすための選手村が最悪の状態というのは、協議でのパフォーマンスにもおおきく影響が出てくるのは当たり前のこと。
不満を訴える気持ちも十分わかります。
そこで気になるのは「どんだけ酷いの?」というところ。
大きなニュースになるほどの状況なのか、実際の部屋の画像はあるのでしょうか?
東京オリンピック|ロシア選手団選手村の室内画像はや様子は?
選手村の不満を訴えたのは、ロシアフェンシング連盟の副会長で、代表チームの監督を務めるイリガル・マメドフ氏。
これまで練習と調整を重ね、夢の舞台に立つことになった大切な選手をこんな選手村に滞在させるのはかわいそうだという風に状況を説明しています。
実際はどんな部屋なのか覗いてみたいですよね。
この目で確認できればどれだけひどいのか理解することができますしね。
ちなみに、日本のニュースで公表されている選手村の画像を最初にチェックしておこうと思います。
「控え目に言っても、選手たちが快適に過ごせるような目的で施されていない選手村の状況に驚いている。この状態は21世紀の日本ではない。(東京大会の)選手村は中世の時代にある。私は構わないのだが、選手たちがかわいそうだ」(ロシアフェンシング連盟の副会長)https://t.co/pgi0Ig1B8V
— Asahi Shimbun GLOBE+ (@asahi_globe) July 20, 2021
みた感じスッキリとしていて、短期滞在する個室としては問題ないかな、とは思うのですが、実際に泊まっている人の意見がしりたいですよね。
SNS全盛期の今、オリンピック選手もインスタグラムやツイッターアカウントを持っている人がたくさんいます。
オリンピックの状況を逐一SNSでアップする選手もいるはず!
投稿の中には、練習や競技の様子の他に東京での生活も投稿しているはずですよね。
中には絶対に部屋の画像を投稿している人もいると思いしらべてみたんですが、、、
ロシア語が読めない!!
ということで、グーグル翻訳を使いロシア語で「選手村」を何というか調べたところ
「Олимпийская деревня」
だそうで。。。
何と発音するかはさておき、ツイッターで「Олимпийская деревня」と検索をかけたところ、実際のロシア選手団の部屋と思われる画像がいくつかヒットしました。
Для олимпийцев в Токио спроектировали кровати, на которых нельзя заниматься сексом: спальные места сделаны из картона, выдерживают до 200 кг веса и ломаются от резких движений — МОК объяснил это тем, что спортсмены должны избегать «ненужных форм физического контакта» pic.twitter.com/FxpIAffsM3
— Кейд (@CadeEstaVivo) July 17, 2021
こちらの女性はベッドの傍らに立っていますが、文章が読めないのでどういう感想を描いているのか分かりません。
マットレスをずらしてベッドフレームを観察している様子ですね。
ちなみに、このフレームは環境を配慮するために段ボールでできているそう。
環境のためと事前に知っていたら理解はできるかもしれないですが、この女性はそのことを知らなかったのかな?
Приехали за комфортом или медалями?
Олимпийская деревня принимает первых спортсменов. pic.twitter.com/7sGUtZF9Nc— СОБАКА УКРОП (@boris0630) July 20, 2021
こちらはルームツアーのように、ベッドルームからシャワー、トイレを紹介していますね。
何と言っているか分かりませんが、文句を言っているのは分かります!
特にひどいと感じているのはバスルーム(シャワー)とベッドですね。
シャワーに関しては、報道では「飛行機の機内のバスルームサイズ」と言われてましたが…
実際にはそれより狭そう。
ロシアの人は体格がいいので、特に男性選手はこのバスルームではかなり厳しいものがありそう。
海の家などにあるシャワーの方がもう少し大きいのでは?とさえ思ってしまいます。
そして、やはり段ボールのベッドが気になるのでしょう。
「このベッド、紙でできてるし、ほら、ちょっと触ってたたいただけで床の上をツルツルすべって、安眠なんてできるわけねぇだろ!」
と言っているのでしょうか?わかりませんが。
代表コーチ→9回の五輪を体験したがここまで酷いのは今までにない。
テレビで応援もできない
Подробнее на «Чемпионате»:https://t.co/OfBObeYWw8っていうか…日本のビジネスホテルも似たような広さなんだけど
日本で世界大会開かれた時どうしてんだろこの人達— あいちん (@Karisome2014) July 20, 2021
こちらのニュースでは、部屋の出入り口に頭が突っかかっているロシア人男性の画像がのっていました。
部屋の天井や出入り口が低すぎて、長身の男性には厳しいものがありそうですね。
ロシアの人が世界中で一番大きいわけではないので、他の外国選手団の選手も同じように不満に思っている人が多くいそうですね。
東京オリンピック|ロシア選手団選手村の個室床面積は?
日本人や韓国人など、体格が比較的小さい人の多い国の人にはそこまで狭く感じることはなさそうというのが正直な感想。
実際の部屋の床面積はどのくらいの広さなのでしょうか?
東京オリンピックの選手村の概要を調べてみたところ選手村の部屋数は3850万部屋あるそう。
総ベッド数は1万8000台用意されているそうです。
場所は東京都中央区晴海ふ頭公園周辺、全体の広さは44ヘクタールだそう。
44ヘクタールを分かりやすくすると、東京ドーム約9個分なんだとか。
かなりの広さですよね。
その中にグッズ販売やヘアサロンなど様々な店舗が入る「ビレッジプラザ」、バックヤードの「運営ゾーン」、そして今問題となっている選手団が過ごす「住居ゾーン」に分かれているそうです。
「住居ゾーン」の個室の種類はなんと300種類も用意されているそう。
ワンベッドルームの個室から、寝室が4つある部屋などさまざまだそうで。
各部屋にあるのはだいたいこのような設備。
・寝室(ベッド)
・トイレ
・シャワー
・洗面台がついたユニットバス
・共有スペース
キッチンなど料理ができる設備はないそうです。
さて、問題の床面積の広さですが、
1ベッドの場合は最低でも9平方メートル、2ベッドでは12平方メートルと決まっています。
という設計がされているそうです。
平方メートルっていう単位に疎いので、イメージとしてどのくらいか調べてみたところ、1ベッドの広さである9平方メートルで換算すると
9平方メートル=畳(京間)約5畳分
畳約5畳と言えば、けっこうな狭さですよね。
これはベッドがある就寝スペースだけの広さか、シャワールーム込みの広さなのかちょっとわからなかったのですが。
普段は大きな家で過ごしているロシアの選手は窮屈で仕方ないでしょうね。
東京オリンピック|ロシア選手団選手村ベッド以外の備え付け家具や設備は?
部屋の様子を見ていると、ベッド以外の家具といえばベッド横のサイドテーブルなんかが目に入りましたね。
他には、衣類をかける小さめのラックと、扇風機、段ボールにビニール袋を敷いた異様に大きなゴミ箱が二つもありました。
ただでさえ極狭の部屋に、なぜ巨大なゴミ箱が二つ!?というツッコミは置いといて。。
読売新聞オンラインの記事で、選手村の詳細が紹介されており、設備についても詳しく解説されていました。
その記事では、
・冷蔵庫や洗濯機はない
・ホテルの部屋のようなイメージ
・宿泊棟の中にスポンサー企業の飲料自動販売機(無料)がある
・宿泊棟のクリーニング受付に洗濯ものを持っていくと洗ってくれる
・石鹸やシャンプーなどのアメニティはない
・4日に一度シーツ交換がある
・ごみは毎日回収する
という情報がありました。
部屋の中にテレビや冷蔵庫がないという報道は本当だったんですね。
とはいえ、選手村のネット環境も最悪だと言われているので、ネットがなければテレビもないで何もできないですよね。。。
ちなみに、食事は24時間営業の「メインダイニングホール」とよばれる施設でとるんだとか。
レストランのように食事を販売しているのか、または無料で提供されるのかも気になります。
アスリートは食事にも気を使って調整しているので、ダイニングホールにはちょっとした料理ができるキッチンなどはありそうですね。
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おわりに
選手村には宿泊棟が21棟あるそうですが、選手団の希望で別の場所に宿泊することもできるそう。
ロシア選手団の酷評を聞いて、これから日本入りするチームが滞在先を変えるということもありそうですね。
しかし、国の血税をつかって仕上がったのがこんな程度のモノだったとは。
ごたごたが続いたぶん、せめてオリンピックの主役である選手たちには満足いく滞在をしてほしかった。
あらためて残念な気持ちになってしまいました。