東京五輪の開会式に向けて、世界各国をイメージして作られた207着もの着物が結局披露されなかったというニュースが話題となっていますね。
「KIMONOプロジェクト」というこの企画、4億円の支援金を募り、1000名以上もの着物作家の手で一生懸命作られてきたそうですが、結局は五輪組織委員会の許可が下りずに披露することができなかったそう。
東京オリンピックでは、日本の伝統文化のすばらしさを披露する絶好のチャンスであり、大舞台に大勢の着物美女が並んだ姿を見られなかったのは日本国民としてとっても残念ですよね。
ところで、ニュースにはなぜ「KIMONOプロジェクト」の着物が東京五輪で披露されなかったのか理由や原因などはどこにも書かれていませんでした。
こんなにきれいな着物たち、なぜ五輪で披露されなかったのか、理由や経緯がとっても気になる!
そこでこの記事では、「KIMONOプロジェクト」の着物が東京五輪で披露されなかった理由はなぜか?原因を探っていきたいと思います。
目次
【KIMONOプロジェクト】東京五輪で披露されなかった着物が207着!組織委員会の許可が下りなかった理由に注目が集まる!
着物はな、ちゃ~んとこの五輪に合わせて213着作って世界の皆さまにご披露するんだよ。
知らんのかね?
各国を映したKIMONOで
世界が手をつなごう!
2021年夏、世界が注目する時、
KIMONOを通して
世界中に平和の願いを届けます
「#KIMONOプロジェクト」 pic.twitter.com/bAQRMEqFYV— ねこ爺💉💉 (@neco_zi) June 8, 2021
開会前は混乱を極めた東京オリンピックも無事に行われほっと一安心、最近では良い思い出になったと国民も胸をなでおろしていますね。
本番終了後もなお話題に上がってくる東京オリンピックですが、日本の伝統文化の象徴である着物207着が開会式で披露されなかったというニュースがありました。
日本の首都東京で行われたオリンピックですが、そういえば開会式などできれいな振袖や着物姿を見かけなかったような?
せっかく自国の素晴らしい文化を世界にアピールする絶好のチャンスだったのに、着物姿が見られないのは物足りなかったという声も多数ありましたよね。
しかし、実際は207着もの素晴らしい着物が用意されていたというので、できれば開会式で披露してほしかったなぁと思ってしまいます。
披露される予定だったと言われている着物たちは、東京五輪に向けて参加国などそれぞれの国と地域の特徴がデザインされた特別なもの。
日本全国から約1000名の着物作家たちの手で作られたそうで、作成を応援しようと集まった支援金は4億円もの額だったんだとか。
しかし、最終的には組織委員会の許可が下りずとうとう公の場に登場することはなかったそう。
日本を象徴する代表的なモノなのに、しかも世界各国の地域をイメージして作られていたというし、東京五輪で使用せずどこでお披露目するつもりなの?と言いたくなりますが、肝心の不採用理由がニュースには書いていないんですよね。
一番知りたいのは披露されなかった理由はなぜか?原因があったのか?ということですよね。
ニュースに書けないような事情があるのかしら?
不採用の理由がなぜなのか、ますます気になりますね・・・。
【KIMONOプロジェクト】東京五輪で着物が披露されなかった理由はなぜ?着物207着が不採用になった原因を調査!
オリンピック唯一楽しみにしてたのはKIMONOプロジェクトの世界各国をイメージした振袖を開幕式で見る事だったんだけど…
一体何が起きてるの?
今、着物を持っているであろう会社のホームページ見ても何も書いてないどころか「このプロジェクトを応援してます」って書いてあるし…誰か教えて😩💦 pic.twitter.com/1jbPYqceKr
— コロナで仕事を失った着付け師 (@UYuxkx806SZmIiZ) July 23, 2021
東京五輪で披露されなかった「KIMONOプロジェクト」の美しい着物たち。
画像でみてもハッと息をのむような、忘れかけていた日本の心を思い出させてくれるような素晴らしいデザインですよね。
🌍【#TICAD7 関連ニュース📢】
TICAD7 の会場ではKIMONOプロジェクトのおもてなし✨が❗️
迫力のある綺麗な着物におもわず見とれてしまいます😍💖 pic.twitter.com/v7kSuOxQME— TICAD アフリカ開発会議 (@ticad_official) August 28, 2019
世界に向けた、日本ならではの KIMONOプロジェクト
思いを込めた、せっかくの艶やかな 出場国ごとの振り袖
せめて、閉会式に お披露目できたらよかったのに pic.twitter.com/WUmrbHmTKz
— ドルウ (@Dreaux_CHt) August 6, 2021
なぜこの着物たちが東京五輪で披露されなかったのか?理由は一体何なのでしょう。
ニュースでは着物が東京五輪で披露されなかった理由について一切触れていないので、こちらで調べるしかない!
まず考えられる理由として、以下のようなものが挙げられるかなと。
「KIMONOプロジェクト」が五輪で披露されなかった理由
- 開会式の簡素化
- コロナウイルスを考慮して
- 団体と委員会のトラブル
- 団体のトラブル
- そもそも披露することが決定していなかった
まず最初に考えられるのは、東京オリンピックの時期にがっつり感染が拡大していたコロナウイルスを考慮して、開会式を簡素化したところではないでしょうか。
さらなる感染拡大が懸念される中で、削れるものとそうでないものをふるいにかける必要があったでしょうから、その対象に「KIMONOプロジェクト」が入ってしまったとか。
そもそも東京五輪の開閉会式は感染懸念に加え、関係者の辞退や不祥事などが相次いで進行が二転三転して大変だった記憶しかありません。
- 開閉会式演出総括に就任した野村萬斎氏チームの解散
- 後任チームの佐々木宏氏が渡辺直美さんの容姿を侮辱し辞任
- 元々の振付師MIKIKO氏に連絡がないまま後任担当者が決定していて辞任
- 楽曲担当の小山田圭吾氏がいじめ問題で辞任
- 小林賢太郎氏が芸人時代のネタで差別発言をしていて辞任 など
このようなトラブル続きの状況下で、必要なもの以外は削ってしまえと言う組織委員会の方向性があったのでは。
また、そもそも論になってしまいますが、報道では「披露が予定されていた」と書かれているものの、実はそんな予定はなく単に組織委員会に申し出たものが落選しただけということも考えられそう。
東京五輪の開会式や閉会式の出演キャストの一部はオーディションで決定されていました。
組織委員会の公式サイトにて募集されていた出演キャストは
①開会式・閉会式の主役となる「リーディングキャスト」(若干名)
②個人やグループにフォーカスするパートで演出内容にあわせて自身が持つ個性や特技を活かしたパフォーマンスをする「オリジナルキャスト」(20人程度)
③集団群舞のパートでパフォーマンスをする「マスキャスト」(400人規模)
以上の3種類だったようで、「KIMONOプロジェクト」はこのキャストのどれかに応募していたのでは?
審査が行われたうえでキャストに落選していたとなれば、それは仕方のない理由ですよね。
そのほかに考えられる理由としては、「KIMONOプロジェクト」の団体側の問題か?
そもそも、この「KIMONOプロジェクト」って一体どういう団体の企画だったのでしょう。
そこを紐解いていけば、「KIMONOプロジェクト」が東京五輪で披露されなかった理由にたどり着けるかも!?
【KIMONOプロジェクト】東京五輪で着物が披露されなかった理由は団体側のトラブル?着物制作側との裁判沙汰の真相は?
オリンピック開会式に使われるはずだったKIMONOプロジェクトの振袖たち。一昨年、私が着用させていただいたカメルーンの振袖をどうぞ。選手入場行進、カメルーンのみなさんド派手で可愛かったね✨#カメルーン#イマジンワンワールド #キモノプロジェクト#オリンピック#オリンピック開会式 pic.twitter.com/K6F425cVqr
— てんこ@Dハロ10/27妖精仮装+α (@violetenko) July 23, 2021
「KIMONOプロジェクト」の207着もの着物が東京五輪の開会式で披露されなかった理由はなぜかについて、「KIMONOプロジェクト」を企画した団体について調べれば何かヒントが見つかりそうですね。
調べてみたところ、「KIMONOプロジェクト」を企画したのは「一般社団法人イマジンワンワールド」という団体だそう。
耳にしたことのない名前ですが、どんな団体なのかネットで検索してみると、、、
「主に地域まちづくり、文化芸術の振興、国際交流、市民活動団体の支援を行っている一般社団法人である」
活動内容はまさに「KIMONOプロジェクト」メインで行っているようで、製作費は全額寄付金、メンバーはボランティアだそうで、純粋に着物のすばらしさを世界中に知ってほしいという想いで活動をしているみたいですね。
団体自体は特に問題のあるような感じはしませんが、調べていくうちに組織内の内紛があったという事実を見つけることができました。
2021年7月に報道されたそのニュースの内容によると、組織内の内紛で着物が社団にわたされないという事態が起こったそう。
一体何のことやら?
前理事長が代表取締役を務める会社にKIMONOの保管を委託したが、同社の財務状況と保管状態が悪いことが判明し、今年4月にイマジンワールドは、同社との契約を解除し、KIMONOの返還を求めたという。
手嶋氏は「同社は返還を拒絶しました。TOKYO2020開幕ギリギリまで交渉して参りましたが、合意に至りませんでした。そのため、私どもは開会式にKIMONOを提供できませんでした。組織委員会の方には、TOKYO2020開幕3日前という間際までご検討いただきましたことについて、橋本聖子会長に心より感謝申し上げます」としている。
要約すると、イマジンワンワールドの現代表と前理事長間にトラブルがあって、着物の取り合いになったために開会式に披露する着物をそろえることができなかったという解釈でいいのかな?
ニュースの内容は簡素に書かれているため、本当はもっといろいろな権利やら金銭がらみの問題が隠れていそうですね。
せっかく職人さんが命をかけて作り上げた芸術作品ともいえる着物を、しかも世界中に日本の良さをアピールできる東京五輪だったのに。
理由が理由だけに、残念過ぎるなぁ・・・
報道の様子ではまだ内部の紛争は解決している感じじゃないなと思いますが、着物や職人さんに罪はないので、いつか晴れ舞台で着物たちが活躍する日が来るように願ってやみません。
【KIMONOプロジェクト】東京五輪で着物が披露されなかった理由や原因はなぜかより気になる話題!
「KIMONOプロジェクト」が東京五輪で披露されなかった理由はなぜかより気になる話題を集めたので、ぜひ読んでみてくださいね。