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暮らしの知恵

ホントはNG?間違った日食観察方法と正しく安全な見方を紹介!おすすめ日食グッズ5選も!

2020-05-31

日食

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太陽と月が重なって起こる日食は、いつの時代も幻想的で人々を魅了しますね。

 

ついついやってしまいがちな間違った日食の観察方法は、目を傷めてしまうことがあります。

 

正しく安全にみる方法をご紹介します。

 

この記事でわかること

・ついやってしまう間違った日食の観察方法

・日食を正しく安全にみる方法

・おすすめの日食観察グッズ

 

これはNG!間違った日食観察方法

間違い

太陽を直接見てはいけないというのは、小さい頃から言われているくらい常識的なことですが、日食となると太陽をみずにはいられませんよね。

 

これなら大丈夫!と思いやってしまいがちな、本当は目に良くない観察方法をあげてみましょう。

 

・色の付いた下敷きでみる

日食といえばこれでしょう!と、誰もが考える方法ですね。

 

たしかに、色付きの透明下敷きや、暗記用のカラーシートなどは一番手軽な道具です。

 

しかし、太陽を見るために十分な濃度もないため、避けたい方法です。

 

・サングラスでみる

 

「サン(太陽)」グラスというくらいだから、太陽を見ても余裕でしょう!と思いがち。

 

しかし、サングラスは日光などがまぶしい時に目を保護したり視界をよくするためのものなので、直接太陽を見るのには適しません。

 

・現像した写真のフィルム

 

今は写真のフィルムを持っている人はなかなかいないかもしれませんね。

 

しかし、一昔前はフィルムを通して日食を観察することがよくありました。

 

光がとおらないように思えますが、赤外線を通してしまうので目によくありません。

 

・CDでみる

 

太陽のまぶしさはかなり抑えられますが、CDも目に良くない赤外線を通します。

 

日食がきれいに見えてしまうため、長い間みつづけてしまい、結果目を傷めることになるので、注意。

 

・ろうそくで焦がしたガラス

 

昔はこの方法が安全だとされていましたが、今はおすすめされていません。

 

ガラスが焦げて付いたすすに、むらやすき間があると、その間を通った太陽の光が目に届くという理由からです。

 

・太陽撮影用の減光フィルター

 

撮影用に作られたものなので、日食を見るために使用するのは避けましょう。

 

・曇り空をみる

 

雲の後ろに隠れた太陽は、薄暗く直接見ても大丈夫と思いがちですが、紫外線や赤外線は晴れの日と変わらず降り注いでいて、直視するのは良くありません。

 

・望遠鏡や双眼鏡でみる

 

いうまでもありませんが、大変危険です。

 

減光処理がされている専門のものなら大丈夫ですが、ただ遠くを見るために作られたものは絶対に使わないようにしましょう。

 

大人は分かっていても、まだ小さな子供はやってしまうかもしれませんので、よく言い聞かせましょう。

 

太陽を直接見てはいけないのはなぜ?

太陽を直接見てはいけない理由は大まかに以下の二つがあります。

 

①水晶体が虫眼鏡で光を集めるのと同じ働きをする

 

虫眼鏡で太陽の光を集めて、紙を焦がす実験をしたことがありませんか?

 

簡単に言うと、太陽の光を直接見るというのは、目の中の水晶体が虫眼鏡と同じ働きをしてしまうということです。

 

人間の目は、水晶体でキャッチした光を、後ろいある網膜という組織に集中させることにより目が見えるという働きをしています。

 

長い間見続けているとどうなるか、想像したらちょっと怖いですね。

 

②太陽の光は可視光線だけではない

 

太陽の光は、明るさを感じる可視光線(見える光)だけではありません。

 

目に見えない紫外線や赤外線もふくまれています。

 

紫外線や赤外線が直接目の中に大量に入ると、白内障や黄斑変性など、視界に障害をきたしたりゆがんで目が見えなくなったりする病気の原因になります。

 

このように、病気や視力低下の原因となるため、日食を見る時は正しい方法を守りましょう。

 

日食を正しく安全にみる方法は?

日食の影

日食を見るというと、絶対に太陽をみなくてはいけない気がしますが、実は太陽をみなくても十分日食を楽しむことができます。

鏡で反射させる

太陽の光を鏡で反射させ、壁などにうつす方法です。

 

三日月のような太陽の形をはっきり見ることができます。

 

やり方

 

①鏡を用意

 

小さめの鏡を用意します。

 

携帯用の手鏡や、ファンデーションのコンパクトについた鏡などがお勧めです。

小さな鏡がない時は、周りを紙などで囲って、鏡の面積を狭くするといいですよ。

 

②暗めの壁を探す

 

反射させた太陽の形をはっきりと見るため。暗い色の壁や、日陰になっている壁を探します。

 

黒い紙を壁に貼り付ける方法もあります。

 

③壁から一定の距離をとる

 

鏡を持ったら、壁から一定の距離をとって立ちます。

 

例えば、鏡の大きさが3センチくらいであれば、壁からの距離を5メートルくらい開けるようにしましょう。

 

④太陽を反射させる

 

鏡で反射させた太陽を壁にうつしましょう。

 

キレイな形が写りますよ。

 

ピンホールでみる

ピンホールとは、ピン(針)で開けたような、小さな小さな穴の事を言います。

 

この小さな穴に日光を通すことにより、カメラを通してみたように映像を映し出すことができます。

 

作り方は超簡単。

 

厚紙などに、画鋲や針など鋭いもので穴をあけるだけ。

 

大きさの違う穴をいくつか作り、見え方の違いなど実験しても面白いですね。

 

わざわざ作りたくないのなら、家のなかにあるモノで小さな穴をみつけましょう!

 

・ビスケットやクラッカーに開いている穴(ナビスコ・リッツや、森永・マリービスケットなど)

・麦わら帽子の網目

・ニットやレースなどの網目

・ベルトの穴 など

 

ピンホールを用意したら、地面など写したい場所にかざします

 

穴が小さければ地面との距離をちかく、大きければ遠くして、ちょうどよく見える位置を探しましょう。

 

注意:ピンホールの穴越しに直接太陽を見てしまうと、目を傷めるので危険です。

 

木漏れ日でみる

沢山の葉っぱが重なり合ってできた木漏れ日は、太陽の光をピンホールにとおしたように見せてくれます。

 

日当たりの良い場所にある、葉っぱの生い茂った木の下で木漏れ日を観察すると、沢山の日食の影をみることができますよ。

 

影を利用するという方法では、両手の指を交差させて網目のようにしてみることで、木漏れ日と同じ様に太陽の形をみることができます。

 

日食を見るためのおすすめグッズ5選

反射や影を使って日食を安全にみる方法を紹介しましたが、やはり、実物の欠けた太陽をみたい!というときには、日食を見るための専用グッズを使いましょう。

 

専用グッズには沢山の種類があり、日食を見る人の年齢や使いやすさによって選びます。

 

たくさん種類があり、どれがいいのか迷いますが、お勧めをいくつか紹介しますね。

 

日光グラスカード型

こちらの安全日食グラスに使用されているフィルターは。CE(ヨーロッパ共同体)の認定取得済みで、太陽観測に関する安全基準をクリアしています。

 

片手で持って使えるカードタイプなので、メガネをかけた上からでも見れて便利です。

 

薄くてコンパクトなので、ポケットの中にしまうことができます。(12.5cm×7.2cm×1mm)

 

日光グラスカード型は、アメリカの「TO社」の製品です。

 

TO社は、NASAへの納品実績もある世界的にも有数の太陽フィルター専門メーカーです。

 

唯一の難点は、ずっと見続けていると手が疲れること。

 

ただ、安全面から日食を見るのはどんなに長くても3分以内とされているので、休憩をはさんでみれば手が疲れて痛くなるなんてことはなさそうですね。

 

GOOD

CEの認証取得済みで安全

メガネをかけていても使えるカードタイプ

小さな子でも簡単に使える

コンパクトでポケットにも入る大きさ

NOT GOOD

ずっと持っていると手が疲れる

 

日食グラスカード型【Vixen】

Vixen(ビクセン)の日食グラスは、2009年の皆既日食において世界天文年2009日本委員会推奨の太陽観察グラスに認定され、安心面ではお墨付き。

 

全国の小中学校や公共の科学館などの施設に配布される「日食観察用キット」として採用されています。

 

日食グラスには、独自開発の高品位遮光プレートを使用し、可視光線だけでなく紫外線や赤外線も観察に適したレベルまで弱くすることができます。

 

太陽を見た時に起こる反射光などからも目を守るため、フィルムは小さく、顔を覆う部分を大きく作られています。

 

デジタルファインアーティストのKAGAYA氏がデザインした12星座の絵が神秘的ですね。

 

こちらも太陽を見る時は手で持ち続けなければいけないため、手が疲れてしまうことがありますが、2~3分程度の使用なら問題はなさそうです。

 

GOOD

世界天文年2009日本委員会推奨の太陽観察グラス

全国の小中学校にも配布されているほどの信頼がある

メガネをかけていても使えるカードタイプ

反射光も防げる独自のデザイン

デジタルファインアーティストKAGAYA氏による12星座がおしゃれ

NOT GOOD

ずっと持っていると手が疲れる

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太陽グラス

DIN規格(ドイツ規格協会が制定する、国際的に広く参照される規格)のEN169遮光度番号13番基準を、工業試験でクリアした遮光版を使用しています。

 

ガラスフィルター仕様で、プラスチックのものよりよりきれいに日食を見ることができます。

 

グラス部分が大きく、小さな子でも簡単に使うことができます。

 

フレームがプラスチック製なので、すこし重たいのが気になりますが、短時間見るだけなら十分といえます。

 

GOOD

DIN規格を工場試験でクリアしている

ガラスフィルターはプラスチックよりキレイに見える

メガネをかけていても使えるカードタイプ

フィルターが大きく子供でも見やすい

 

NOT GOOD

フレームがプラスチックなので少し重い

 

太陽観察オペラグラス【5倍】

ドイツのDIN規格基準の遮光度13の安全レベル。

 

紫外線、可視光線、赤外線を安全なレベルまで弱めます。

 

普通に見るより5倍拡大して見えるので、条件が合えば太陽の黒点まで観察することができます。

 

中国製ですが、国内で再度検品をしているため、安全に使用できます。

 

GOOD

DIN規格を向上試験でクリアしている

ガラスフィルターはプラスチックよりキレイに見える

普通より5倍拡大してみえる

 

NOT GOOD

小さな子供が使うには少し難しいかも

 

 

日食メガネ

CE(ヨーロッパ共同体規格)のCE89/686基準に準拠した、遮光率99.97%の日食グラスです。

 

メガネをかけるようにして使えるので、空を見上げるのも楽ちんです。

 

紙製で薄いですが、作りはしっかりしていて日食もばっちりみえます。

 

4枚セットになっているので、家族や友達と一緒に日食が楽しめますよ。

 

数年に一度の日食ですから、たとえ使い捨てになったとしても値段はお手頃でよいと思います。

 

GOOD

CEの安全規格をクリアしている

メガネのようにかけるので手を使わず日食がみれる

4枚入りで家族や友達と日食がみれる

お手頃価格で使い捨てでも惜しくない

 

NOT GOOD

紙製で少しおもちゃっぽいかも?

 

 

おわりに

数年に一度しかない日食を楽しむために、正しく安全な観察方法をご紹介しました。

 

幻想的なひと時をたのしみましょう!

 

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