歴代冬季オリンピックで多くのメダリストを輩出し、花形競技と言われるスピードスケート男子500メートルの代表に選ばれた村上右磨(むらかみ・ゆうま)選手。
北京オリンピック代表選考会で、日本スケート連盟が定めた選考基準のタイム34秒68を0.002秒下回る記録で最後の枠をゲットした村上右磨選手ですが、「遅咲きのスプリンター」と呼ばれているそうです。
村上右磨選手は3歳の頃にスケートを始めたそうですが、北京オリンピック代表となるくらいの実力なので、中学、高校、大学と輝かしい戦績を残してきているのでは?
村上右磨選手が学生時代に歩んできた道も気になる!
ということで、この記事では村上右磨選手の学生時代にフォーカスを当て、出身中学や高校から学生時代の戦績、大学を中退した理由などについて調査していきたいと思います。
目次
村上右磨(ゆうま)が北京五輪スピードスケート代表に!花形競技選手の学歴や学生時代が気になる!
スピードスケートのワールドカップ第4戦は、長野市のエムウェーブで開幕。男子500メートルは、村上右磨が34秒58でW杯初勝利を挙げました。
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2021年12月29日に開幕した北京オリンピック代表選考会の初日、スピードスケート男子500メートルで3位に入賞した村上右磨(むらかみゆうま)選手が話題ですね。
日本スケート連盟が定めた選考基準のタイム34秒68を0.02秒下回る34秒66で3位となり、北京五輪の代表内定が確実になり、スピードスケート男子500メートルの出場枠三名が決定したというわけです。
村上右磨選手は「遅咲きのスプリンター」と呼ばれているそうで、若い選手たちが活躍する中で見事オリンピックへの切符を手に入れたわけですが、花形競技で活躍するということもあり、注目度もどんどん上がっていきそうですよね。
オリンピックでスピードスケートの代表に選ばれる選手は北海道出身の方が多いように感じますが、村上右磨選手も北海道広尾郡大樹町出身だそう。
ここで村上右磨選手のプロフィールを簡単に確認しておくと…
名前:村上右磨
読み方:むらかみ・ゆうま
生年月日:1992年12月12日
年齢:29歳(北京五輪時点)
出身地:北海道広尾郡大樹町
身長:177cm
体重:77kg
所属:高堂建設
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村上右磨選手は1992年生まれで、北京オリンピック出場時の年齢は29歳となりますね。
出身地の北海道広尾郡大樹町は、同じく北京オリンピックスケート代表の堀川桃香選手の出身地でもあり、オリンピック織期間中は町中をあげて応援に熱が入りそうですよね。
同じく男子スピードスケート500メートルで北京オリンピック代表選手の新浜立也選手と森重航選手はともに村上右磨選手よりも年下で、若くして頭角を現していたそう。
両選手ともに学生時代からの活躍がすごかったようですが、遅咲きと言われる村上右磨選手は出身校でどのような活躍、戦績を残してきたのでしょうか。
村上右磨(ゆうま)の中学や高校はどこ?学生時代のスケートの戦績やエピソードを調査!
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2022年2月4日に開幕される北京オリンピックで、男子スピードスケート500メートルの代表に選ばれた村上右磨選手。
オリンピックに出場するほどの実力のある選手の多くは、学生時代から人よりも飛びぬけた才能を発揮して活躍している方ばかりですよね。
村上右磨選手も同じように学生時代からスケート界では有名な選手だったのでしょうか。
村上右磨選手の出身中学校は、北海道帯広市立緑園(りょくえん)中学校だそう。
村上右磨選手の出身中学、帯広市立緑園中学校は、地図で見る限りでは近くにドン・キホーテやコンビニなどのお店もたくさんあり、にぎわっている場所なのかな?という感じがしますね。
生徒数を調べてみたところ全学年の合計で270人前後ほどだそうで、規模はあまり大きくない中学のようです。
緑園中学校の部活動を調べてみたところ、野球部、サッカー部、陸上部などの定番の部活動の他、寒い地域ならではのアイスホッケー部などがあるそう。
中学校の部活でスケート部は無く、村上右磨選手は中学時代はサッカー部に所属しており、プロサッカー選手になりたいという夢を持っていたそうです。
将来プロを目指すくらいなので、サッカーの腕前もなかなかのものだったのかもしれませんね。
緑園中学校を卒業後、村上右磨選手は北海道帯広工業高校に進学しています。
村上右磨選手の出身高校・帯広工業高校は1964年に開校した道立高校です。
男女共学の帯広工業高校には、電子機械科、建築家、環境土木課、電気科の4学科を設置しているそう。
村上右磨選手が何科を専攻していたかまでは分からなかったのですが、工業高校という校風からも、のびのびとした学生生活を送っていたのではないでしょうか。
帯広工業高校には数種類の運動部がありますが、スピードスケート部は存在していません。
村上右磨選手は高校の時は陸上部に所属していたそうです。
学生時代は、スピードスケートの練習は冬の間だけで、それ以外は学校の部活動で身体を鍛えていたとのこと。
陸上での走り込みや、早く走るためのトレーニングは、スピードスケートに通じるものがあるでしょうから、二つの競技を行うことが相乗効果を生み出していたのかもしれないですね。
高校2年生の時に帯広市内に本格的にスピードスケートの練習ができる屋内リンクができ、環境が整ったことで徐々にスケートの練習に力を入れるようになった村上右磨選手。
スケートに向き合うことで次第に好タイムを出すようになり、そこからスケート選手を本格的に目指すようになったそうです。
村上右磨選手の学生時代は、高校2年生で本格的にスケートの練習を始めたということですが、実は幼少期から高校まではスケート専門のコーチではなく、父親の村上忠則さんに指導をしてもらっていたそう。
さらに驚くのは、父親はスピードスケートの競技経験は一切なかったということなんですよね。
それでも高校時代はインターハイで3位入賞するなどの成績を収めているというから、さすがというか、、、親子で夢を追って掴んだ結果だったのでしょうね。
多くのオリンピックアスリートたちが幼いころからそれぞれの競技一本に絞り切磋琢磨している中で、村上右磨選手の経歴はまさに異例と言えますよね。
「遅咲き」と言われている村上右磨選手ですが、他の人に比べて短期間でめちゃくちゃ努力したんだろうなと、、、これから挑むオリンピックの舞台も、自身にとってとても感慨深いものになるでしょうね。
村上右磨(ゆうま)の大学は北翔大学!進学するも3年で中退の理由も気になる!
[朝日]思い出の地で自己ベスト、25歳村上輝く スケートW杯 https://t.co/dewHalx6lQ スピードスケートの今季ワールドカップ(W杯)第2戦スタバンゲル大会は17日、ノルウェー・スタバンゲルで開幕。格下のBクラスの男子500メートルで村上右磨(村上電気)が自己ベストを更新する34秒8… pic.twitter.com/USiRzDB0tf
— ニュース速報(一般紙系) (@FastNewsJP_) November 17, 2017
村上右磨選手の出身中学校は帯広市立緑園中学校で、高校は帯広工業高校ということが分かりましたね。
中学、高校時代はスピードスケートの練習は冬の間だけで、それ以外の時期は学校の部活動に精を出していたことも、オリンピック代表選手として意外な経歴でした。
帯広工業高校を卒業した後、村上右磨選手は北海道江別市にある北翔大学に進学します。
村上右磨選手が進学した北翔(ほくしょう)大学はもともと女学園として創設された学校で、スポーツでは女子駅伝や女子バレーボール、女子剣道部などの強豪校として有名だそう。
男子の体育系サークルでは硬式テニス部が強いなど、スポーツの盛んな大学だそうです。
北翔大学に進学した村上右磨選手ですが、大学を卒業することはなく、3年生の時に退学しています。
大学を退学した理由は、スケートに専念するためには学業との両立が難しかったことが第一に挙げられるそう。
せっかく入学した大学を、しかも3年生になるまで通っているのならここでやめてしまうのはもったいない、将来の為にもせめて卒業だけはしておきたいと思うのが一般的な考えですよね。
それでも自分の人生をかけて大学を中退し、スケートに専念する道を選んだ村上右磨選手が、遅咲きと言われながらもしっかりとオリンピックへの切符を手に入れた理由が分かった気がしますね。
大学を中退した後、村上右磨選手は父親が営む「村上電気」に就職し、家業を手伝いながらスケートの練習に励んだそう。
父親の手作りのトレーニング器具でウエイトトレーニングに励んだり、後援会の支援などのおかげで2016年5月にナショナルチーム入りを果たします。
村上右磨選手の2016年からの主な成績は以下の通り。
村上右磨選手の戦績
- 2016年 全日本スピードスケート距離別選手権大会 500m 優勝
- 2018年 全日本スピードスケート距離別選手権大会 500m 2位
- 2018/19年 ワールドカップスピードスケート(苫小牧) 500m(1) 2位/500m(2) 3位
- 2018/19年 ワールドカップスピードスケート(ヘレンベーン) 500m 3位
- 2018/19 ワールドカップスピードスケート(ソルトレークシティー) 500m(1) 3位/500m(2) 3位
- 2019/20 ワールドカップスピードスケート(トマショフマゾウィエツキ) 500m 2位/チームスプリント 11位
- 2019/20 ワールドカップスピードスケート(長野) 500m(1) 優勝/500m(2) 3位/チームスプリント 2位
2018年に開催された平昌オリンピックでは、前年夏にけがをした影響で出場権を逃してしまった村上右磨選手ですが、悔しさをバネに練習を重ね、見事北京オリンピックへの切符を手にしました。
これまでに積み上げてきたものをすべて出し切れるよう、北京オリンピックではぜひメダルを目指してほしいですね。
応援しています!
村上右磨(ゆうま)の中学・高校・大学時代より気になる話題!
村上右磨(ゆうま)選手の中学・高校・大学時代より気になる話題を集めたので、ぜひ読んでみてくださいね。