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【穴あき雲】雲に穴が開くのはなぜ?地震との関係は?穴の大きさはどのくらい?

2020-11-30

穴あき雲の理由

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空にぽっかりと穴が開いたような形をつくる不思議な気象現象「穴あき雲」が2020年11月30日に四国や東海の空で観測されました。

とっても神秘的で美しい「穴あき雲」ですが、目撃した人たちはその美しさに心を奪われると同時に、どうして雲に穴が開くのか不思議に思った人が多いよう。

なかには地震が起こる前触れでは?という声もあり、いろんな憶測が飛び交っています。

この記事では、「穴あき雲」の正体は何なのか、どうして雲に穴が開くのか、穴の大きさや地震との関係性などをご紹介します。

【穴あき雲】雲に穴が開く理由

うろこ雲を分けるようにしてぽっかりと空いた「穴あき雲」

写真で見てもとても神秘的な現象ですね。

いつもみる雲とは違い、とても不思議な形をしていますが、雲に穴が開く理由はなんなのでしょう?

穴あき雲とは

「穴あき雲」」とは、別名フォール・ストリーク・ホールやホールパンチ雲などと呼ばれ、その名の通り空に浮かぶ雲に一か所だけ大きな穴が開いた状態を言います。

実際に見たひとは気付いているかもしれませんが、穴あき雲の周りには「ひつじ雲」や「うろこ雲」と言われる高積雲(こうせきうん)が広がっています。

ひつじ雲やうろこ雲は、上空2000m~5000m、気温も氷点下になるようなとても高く寒い位置にうかんでいます。

雲は水蒸気でできているので、氷点下だと凍ってしまうのでは?という疑問が出てきますが、実はひつじ雲、うろこ雲の大部分は、氷点下にありながらも氷になっていない水分(過冷却水滴)のつぶで構成されています。

そのため空にぷかぷかと浮かぶことができるんですね。

しかし、この雲の一部が何らかの原因で氷となることがあり、その氷の結晶に、まわりの水分が次々と吸収されていきます。

水分が吸着され氷が大きくなると、重さに耐えきれなくなりやがて落下してしまいます。

氷が落下する途中で蒸発して消えてしまい、空にぽっかりと穴が開くという現象が起こります。

水分が氷になる「何らかの原因」についてははっきりと解明されているわけではないそう。

考えられる理由として以下のようなものがあげられます。

・雲の中を飛行機が通り過ぎた

・ひつじ雲やうろこ雲より高い場所から氷の結晶が落ちてきた

・ひつじ雲やうろこ雲がより高い位置でつくられ、雲の温度がさがった

穴あき雲は一年に何度か現れることがありますが、日本の広い範囲ではっきりと観測できたのは大変珍しいそうです。

11月30日に穴あき雲を目撃できた人はラッキーでしたね。

穴あき雲の大きさは?

「穴あき雲」と検索すると、まん丸や楕円形の穴の画像が多く出てきますが、実はまる以外にも線状のものや、四角い形の穴あき雲もあり、大きさも様々です。

平均的な大きさを計算するのは難しく、その日の気温や氷の結晶の状態などにより変わってくるそうです。

真下にいるとかなり大きく感じますよね。

「雲の上の大男の足跡みたい」なんて声もありますが、そんな風に上空で何が起こっているのか想像してみるのも楽しいかもしれないですね。

 

地震との関係性は?

普段はじっくりと空を見上げることはありませんが、雲に大きな穴が開いていたらなにやら胸騒ぎがするのもわかります。

やはり日本人として心配になるのは、穴あき雲と地震の関係性ですね。

穴あき雲は地震の前触れでは!?という声がたくさんありました。

結論を言うと、穴あき雲は地震雲ではないとのこと。

俗にいう地震雲とは、大きな自信の前後に出現すると言われる雲で、特殊な形をしていると言われます。

しかし、そもそも地震の前触れと恐れられる地震雲も科学的に証明されているわけではないそう。

これまでに様々な学者が研究し、学説もおおく挙げられていますが、決定的な因果関係は証明されておらず、現段階では「地震と雲は関係ない」と言われています。

見慣れない不思議な形の雲に心がざわざわしてしまうというのは誰もが感じることですが、地震との関係性は証明されていないと聞くと一安心ですね。

 

みんなが撮った「穴あき雲」

全国の様々な地域で観測された「穴あき雲」の画像を集めました。

どれも神秘的で、自然の美しさを感じますね。

おわりに

とても神秘的な「穴あき雲」について紹介しました。

まるで神様が下界をのぞいているような、天使が下りてくるような、不思議な雲ですね。

なかなか目撃することのできない現象ですので、これからうろこ雲やひつじ雲が空に広がっていたら注意して探してみたいと思います。

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