2021年7月3日に静岡県の熱海地方で大雨による災害が発生しました。
日本の夏は大雨や台風による被害が多い季節。
毎年大規模な洪水や土砂崩れのニュースを見聞きするのは胸が痛みますね。
現地の情報を迅速に伝えるのはニュースの役割でもありますが、そのなかでもNHKの中山果奈アナウンサーがとった行動が素晴らしかったと話題になっています。
どのような行動だったのでしょう。
目次
NHK中山果歩アナ|熱海市の男性と電話取材中の行動に称賛の嵐
今日の中山果奈ちゃん pic.twitter.com/fKJOTQpDBa
— F**K Y☀U DA 麻由子 (@moru221) June 26, 2021
中山果歩アナは広島県出身で、2019年から東京アナウンス室で活躍しています。
明るい笑顔としっかりとしたニュース読みが評判の人気のアナウンサーです。
2021年現在担当しているニュース番組は毎週日曜夕方の「ニュース地球まるわかり」と「正午のニュース」土曜日キャスターのふたつ。
話題となっている電話取材は7月3日の「正午のニュース」で行われました。
午後1時からニュースを担当していた中山果歩アナは、静岡の熱海で広範囲に土砂崩れが発生したことなどを伝えていました。
番組中に熱海市の男性と生で電話取材を行ったときに、男性が
「できれば避難した方がいいと言われている」
という状況を語った直後
「避難してください、我々の放送はここで大丈夫なので避難してください」
と言って電話取材を早々に切り上げたのです。
ディレクターの指示を待つことなく、アナウンサーがとっさに取った行動に、視聴者からは称賛の声が寄せられています。
さすがというか、ニュースうんぬんの前に現地の人の心配や命を一番に持ってくるのは、アナウンサーと言えどなかなか機転を利かせることができないこともありますよね。
今一番大事なことは何かを分かっている、そんなアナウンサーがNHKにいてくれるのはとても心強く思います。
NHK中山果奈アナ|熱海市の男性との電話取材動画は?
賞賛の声が上がっている電話取材、できればその時の動画をみたいですよね。
動画をツイッターにアップされている方がいましたので、ご紹介します。
中山アナ
電話取材の相手が避難を勧められているのを聞いて、「避難をしてください。我々の放送は大丈夫ですので」とすぐに電話を切った。
ディレクターの指示も待たずに迅速な判断#中山果奈 pic.twitter.com/QXjDzfqvTS— おはまゆ (@ohayoumayuge) July 3, 2021
中山アナ「菅谷正一さんと電話がつながっています。菅谷さん、聞こえますか?」
菅谷さん「ハイ」
中山アナ「大変なところ、ありがとうございます。今、安全な場所にいらっしゃいますか?」
菅谷さん「そうですね、今現在は大丈夫なんですけど、まあできれば避難した方がいいかなと勧められています、はい。」
中山アナ「あ、今、避難した方がいい状況にあるということですね」
菅谷さん「できれば避難してくださいと消防署の方たちが、先ほどこの辺りをふれて回っておりました」
中山アナ「あ、そうですか、でしたらすみません、あの、避難をしてください。あの、我々の放送はここで大丈夫ですので、避難をなさってください。すいません、お忙しいところありがとうございました。」
電話取材が始まって第一に安全なところで電話ができているかという確認。
そして、避難した方がいい状況だと分かった時のとっさの判断が素晴らしいですね。
おそらく、ニュースを伝える側としてはより多くの人に現状を伝えたかったでしょう。
しかし、それよりも目の前に災害が迫っている人の安全と命を尊重する行動が素晴らしかった。
電話で話をした時間はたったの41秒間でした。
その後、顔色を変えることなく淡々と情報を伝え続ける姿も、さすがでしたよね。
NHK中山果奈アナは過去に電話取材や災害の報道をしたことはある?
本当に大変なことになってるな……
中山アナ番組中の速報と延長お疲れ様です。
前の緊急地震速報より落ち着いてる#中山果奈 pic.twitter.com/oiD0nIVMrX— おはまゆ (@ohayoumayuge) July 3, 2021
中山果奈アナは、2021年でNHK入社7年となりますが、今回のような電話取材や災害の被災地について報道したことはあるのでしょうか。
また、その時も今回のように落ち着いた判断と迅速な対応をしていたのかも気になりますね。
調べてみたところ、2021年3月20日に宮城県沖で起きた震度5の地震速報が出た時に「声がひっくり返っていた」「パニックすぎる」などと話題になったことがあったそうです。
中山果奈アナも伝えるのに声が裏返ってしまう程必死だったな。
津波注意報が発令されてるし日も暮れてるから気をつけて身を護る行動を‼️— 寅年産まれのオッサン😥 (@1985_god_bass) March 20, 2021
3月20日の午後6時ごろ宮城県で震度5強の地震が発生。
NHKでは即座に緊急地震速報の態勢がとられ、中山アナが担当することに。
素早く変わる自身の情報をかなりの早口で伝え、声も震えていたそうです。
そして、今回同様、宮城県登米市の職員に被害状況を電話取材もしていたとのこと。
まず冒頭で「もしもし~」から始まり、最初のツッコミをうけます。
そして、登米市が内陸地域でありながら津波の状況を尋ねたりと、やや見当違いの質問もありました。
さらに「高屋」という地名が読めず「高い、に、屋根の屋となっています」と言ったりとそうとう焦っていた様子だったそうです。
その様子がかえって視聴者を不安にさせるなど、ネットで批判が起こったんだとか。。。
今回の熱海の電話取材と全くの別人のように感じますね。
人が言わずとも本人が一番「やってしまった」と痛感していたことでしょう。
それがあってか、今回の電話取材ではかなり落ち着き、現状をうまく判断できていましたね。
アナウンサーとして着実に成長していっているのがよくみえます!
おわりに
NHKの中山果奈アナウンサーが熱海市の男性に電話取材をおこなったさいの動画など紹介してきました。
現在30歳の中山アナですが、この落ち着いた頼れる姿を見ていると心強く感じますね。
今回の経験を活かして、より一層の活躍ができるよう、応援しています。